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お腹のSOSサイン

「昨日まで元気だったのに、急にうんちがゆるくなった・・」
動物病院で最も多く遭遇するトラブル、それが「下痢」です。
一過性のストレスによるものから、命に関わる大きな病気のサインまで、下痢には様々な原因が隠れています。

下痢の主な種類には以下のものがあります。
●軟便(なんべん):形はあるが、掴むと崩れる。水分がやや多い状態。
●水様便(すいようべん):水のようにシャバシャバ。急激な脱水のリスクがあります。
●粘液便(ねんえきべん):便のまわりにゼリー状の膜がついている。大腸に炎症が起きています。
●血便(けつべん):
○赤い血便:大腸や肛門近くからの出血。
○黒い血便:胃や小腸など、お腹の深い場所での出血(タール便)。

原因は、日常の小さな変化から治療が必要な病気まで多岐にわたります。
●食事や環境:急なフードの切り替え、食べすぎ、冷え、お留守番やトリミングなどの一時的なストレス。
●誤飲・誤食:おもちゃや紐、人間の食べ物(ネギやチョコなどの中毒物質)の誤食。
●感染症:目に見えない寄生虫(回虫やジアルジアなど)、ウイルス、細菌の感染。
●体内の病気:慢性的な胃腸炎(IBDなど)、膵炎、肝臓や腎臓の病気、腫瘍など。

元気で食欲もあり、1回だけの軟便なら様子を見ても大丈夫なこともあります。
しかし、「下痢が1日以上続く」「何度も吐く」「ぐったりしている」「便が赤い・黒い」といった場合は、
重大なトラブルが隠れている可能性があります。自己判断せず、すぐに当院までご相談ください。
ご来院の際は、「便の実物」または画像をお持ちいただくと、スムーズな検査と正確な診断に繋がります。少量で十分ですので、ぜひ便もお持ちください!